2009年04月17日
卑弥呼の宮殿・・・吉野ヶ里北内郭
2009年2月8日(日) 11:00
王族が住んでいた場所、南内郭をあとにして、北へ向かいます。
坂を上っていくと、再び、柵で囲まれた、場所が見えましたよ。
そして、その中には、なんと王のいた場所よりも、数倍大きい建物があります!
入り口は、王の場所と違い、お城で言えば、虎口と言うのでしょうか。鍵形に折れ曲がり、柵も2重になっていますよ。
こちらの方が、全然、守りが堅い感じですね!
ここは、北内郭と呼ばれています。
ホームページの案内によると、この場所では、田植えや稲刈りの日取りを決めたり、季節ごとのお祭りの日を決めたり、また大きな「市」を開く日取りを決めるなど、吉野ヶ里を中心とするクニ全体の重要な物事についての儀礼的な話し合いと祖先への祀りが行われていた場所と考えられてるそうです。
主祭殿ですね。
下にかみさんがいますが、とても大きい!
主祭殿2階です。
吉野ヶ里の王や周辺のムラムラの長が集まって、話し合いをしています。
そういえば、王の南内郭には、こうした国会のような場所、ありませんでした。
結局、王の南内郭とは、住居みたいな私的な場所だったのかもしれませんね。
主祭殿3階
神のお告げを聞いているのでしょうか。
邪馬台国で言えば、卑弥呼ですね。
王達が話し合いをしている場所よりも上にいるところで、地位の高さを感じますね。
しかし、このすごい建物。卑弥呼の宮殿といえますね。
今なら、ちゃんと製材できますが、こうした板や柱など、石器程度の弥生時代でどうやって作ったのでしょうか。
すごいですよね!
▼吉野ヶ里歴史公園
http://www.yoshinogari.jp/