2009年08月18日
源氏物語ミュージアム
2009年2月10日(火) 15:50
宇治平等院を出ると、川が流れています。
宇治川ですね。
源義経と、基礎の義仲が闘った、宇治川の合戦が有名ですね。
義経たちは、平等院に陣を張り、この宇治川を渡って闘ったそうです。
宇治川にかかる短い橋と赤い朝霧橋を渡ると、寄り添う二人の像があります。
源氏物語、宇治十帖の浮舟と匂宮のシーンだそうです。
「源氏物語は、マンガで読んだ、だけだけど、宇治のお話ってあったかなあ」
という私みたいな、人にぴったりな場所がこの先にありました。
小高い坂をあがったところにあるのが、「源氏物語ミュージアム」

午後5時閉館ですが、もう4時を過ぎています。
それほど広くなさそうですから、入ってみましたよ。
お客さんの数も少なく、ちょっとさびしいのですが、中には、光源氏のお屋敷「六条院」の模型があったり、御所車など、当時の風俗の展示があったりと、結構面白いですよ。
六条院は、4人の妻のために作ったお屋敷で、それぞれ、春夏秋冬をテーマにした庭を持っています。
これもマンガで読んだのですが、ちょっとイメージできませんでした。
こうして、きれいな模型があるとわかりやすくて良いですね。
のんびり見ていると、係のおねえさんが、「始まりますよ〜!」と、誘っているのが、ハイビジョンシアター。
宇治十帖をテーマにした、映画を上映しています。
入りましたが、誰もいません。
ちょっと心細くなりましたが、とてもきれいなその映像にびっくりです。
光源氏はでてきませんし、元のお話を知らないと、わかりにくいのですが、この宇治を舞台にしたお話で、親近感が湧きました。
「源氏物語ミュージアム」に掛けられた絵です。源氏物語、宇治十帖の頃の想像図です。
右の夕霧の別業と書いてあるところが、平等院ですね。
宇治橋は、現在の宇治橋と同じ場所にかけられているみたいです。
のんびり映画を見ていたら、もう閉館時間です。
あわてて、出て、宇治駅へ向かいました。
現在の宇治橋から見た景色です。
さっきの絵に似ていますね。
川を渡ったところで、紫式部の像が、見送ってくれましたよ。
▼源氏物語ミュージアム
http://www.uji-genji.jp/